全通研編集「通信教育用学習図書(学習書)」

通信教育用学習図書(学習書)について | 使用「学習書」一覧

通信教育用学習図書(学習書)について

インストラクショナルデザインと「通信教育用学習図書(学習書)」の使用

 高等学校通信制課程においては、教科書に加えて、自学自習を支援する教材である「通信教育用学習図書」(「通信教育学習書」単に「学習書」ともいう)を使用することが義務付けられています。学習書は教科書を補足する、言わば先生の言葉のような教材です。
 通信制高校の先生方は、毎日の対面授業に替えて、自学自習を助ける「指導教材」達を効果的・有機的にデザインして指導にあたります(インストラクショナルデザイン)。その教材の一つが学習書です。学習書は、教科科目の特性に応じて、学習目標の提示、該当単元の学習にかかわる前提条件の提示、関係課題・応用課題の提示、資料の提示、また要点整理・用語解説などから出来ています。    

全通研における「通信教育用学習図書(学習書)」の編集

学習書サンプル  通信制高校においては、教科書に加えて「学習書」を使用することから、通信教育発足当初から「学習書」の発行・供給が学習条件整備に重要な課題であり、全通連(全通研の前身)が結成された理由の一つが、通信制高校が共通に利用できる「全通研編集学習書」を迅速に発行し供給することでもありました。    

 全通研(当時は「全通連」)が本部の事業として「学習書」の作成を開始したのは、1954(昭和29)年のことです。 1962(昭和37)年には、NHK出版からの一括発行となり、発行所の確保という難題が解決されました。以後、全通研編集、NHK出版発行による「学習書」が、教育課程改訂毎に作成され現在に至っています。

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